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金子隆一『ぞわぞわした生きものたち』、サイエンス・アイ新書(2012),952円 [自然科学]

金子隆一『ぞわぞわした生きものたち』、サイエンス・アイ新書(2012),952円
ISBN978-4-7973-4411-0 C0245
☆☆☆★★

サブタイトルに、古生代の巨大節足動物とある。これは古代に生きていた、今は絶滅してしまった巨大な節足動物(要するに、ムカデやヤスデの類)の写真入り解説書である。

第1章 節足動物
第2章 三葉虫
第3章 ウミサソリ
第4章 陸上鋏角類
第5章 多足類
第6章 六脚類

それぞれ対象となる生物種ごとに章立てされていて、系統樹とスケッチ、そして化石の写真が載っている。私はあまり好みではないのだが、この手の生物にロマンを感じる人はいるので、そのような向きには面白い本ではなかろうか。写真だけ見ても楽しめると思う。
三葉虫にもたくさんの種類があって、中には面白い形をしたものもいたようである。このような形態学的な変化が固定されるまでに要した時間はいったいどれくらいであったのか、またその形態学的な変化に関わる遺伝子の数はどれくらいであったのかは興味あるところである。

普通は、化石からその生物が生きていた時の色はわからないそうだ。しかし中には例外的に色が推定できたものがあるそうだ。それは三葉虫の一種で、眼は緑色、身体は赤色だったらしい。

以上


ぞわぞわした生きものたち 古生代の巨大節足動物 (サイエンス・アイ新書)

ぞわぞわした生きものたち 古生代の巨大節足動物 (サイエンス・アイ新書)

  • 作者: 金子 隆一
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2012/03/19
  • メディア: 新書



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