梅田望夫『ウェブ時代をゆく』、ちくま新書(2007) [論説文]
梅田望夫氏の著書を1冊、「作品解釈ツールとしてのパソコンの活用法」のセクションに追加しました。
梅田氏が論じているのは、WEB 2.0の世界なので、作品解釈ツールとしての活用という視点ではないのですが、インターネットを活用したコミュニケーションの進化といった観点から、有用な書籍かと思われます。
知的生産とは、他人に対して情報を発信することであると定義すると、ウェブサイトを開いたりブログを書いたりするのは知的生産と言えるでしょう。情報をインターネットに載せて発信することは、特に個人に対して限りない可能性を与えてくれると言えます。
渡辺昇一『知的生活の方法』が出た当初は、知的な生活というのは本を買い続ける生活だと言えましたが、現在では必ずしもそれは成り立たなくなっています。もちろん本を買うことの重要性は落ちていませんが、本というハードを揃えるための空間に関しては渡辺氏の時代から見ると制約は少なくなったと言えるでしょう(少なくとも、パソコンやネット環境が整えば空間を節約できる可能性はある)
梅田氏の著書については、この正月休みにいくつか集中して読んだので、適宜サイトやブログで取り上げていきたいと思います。
以上
コメント 0