新宿御苑の元職員、外国人客から入園料を未収 [日々のこと]
2018年10月25日、新宿御苑の元職員が、外国人客から入園料を徴収せず未徴収額が約2,500万円に達しているとのニュースが報道されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181025/k10011684991000.html
外国人客の入場をスルーしていたというのいうのではなくて、入園券をただで渡し、コンピューターの記録も改竄していたらしいです。
でもこれ、外国語(英語)が話せないから、対応するのが怖いって、仕事になってないですよね(^^;
この方の頭には、英語で問題無く意思疎通できるか、あるいは全くできないかの2パターンしか無かったのでしょうか。入園券を売るだけならばあらかじめ手順を決めて機械的にできるし、案内だったら英語で書かれたパンフレットを黙って渡すだけだって最低限それでよいはず。
と考えると、日本人の英語力うんぬんや東京オリンピックが来るのにこんなんじゃ不安といった大きな話では全くなくて、単に職務怠慢だった、というだけかと。2,500万円の被害って、入園料200円だとすると12万5,000人分じゃないか!
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181025/k10011684991000.html
外国人客の入場をスルーしていたというのいうのではなくて、入園券をただで渡し、コンピューターの記録も改竄していたらしいです。
でもこれ、外国語(英語)が話せないから、対応するのが怖いって、仕事になってないですよね(^^;
この方の頭には、英語で問題無く意思疎通できるか、あるいは全くできないかの2パターンしか無かったのでしょうか。入園券を売るだけならばあらかじめ手順を決めて機械的にできるし、案内だったら英語で書かれたパンフレットを黙って渡すだけだって最低限それでよいはず。
と考えると、日本人の英語力うんぬんや東京オリンピックが来るのにこんなんじゃ不安といった大きな話では全くなくて、単に職務怠慢だった、というだけかと。2,500万円の被害って、入園料200円だとすると12万5,000人分じゃないか!
山中伸弥、羽生善治、『人間の未来 AIの未来』、講談社(2018) [エッセイ・随筆]
将棋の名人、羽生氏とiPS細胞でノーベル賞を受賞した山中先生の対談録です。
私は、過去に山中先生の講演を聞いた事があります。日本整形外科学会という学会の特別講演だったのですが、何故整形外科の学会で講演会?と不思議に思いましたが、山中先生は初め整形外科医を目指していたんです。ここら辺のいきさつはこの本でも触れられています。講演で見聞きした山中先生のお人柄がそのまま本に現れていて、大変読みやすくわかりやすく書かれています。
NHKスペシャル?で電王戦(プロ棋士とAIとの対戦)が取り上げられていて、その番組もなかなか面白かったので、その流れで読みました。私が知りたかったのは、プロ棋士は対戦でどんなことを考えているのか、それはAIとどう違うのかということでしたが、非常にクリアな回答が示されていました。
人間の指す手は過去からの流れで構築された、美的センスに沿っているということ、一方AIはその都度最適な手を計算で出すことで両者は根本的に異なり、それが人間棋士がAIに対する違和感につながっている、というのは非常に面白いと思いました。
さらに、人間が考える手というのは美的センスに沿っているが故に制約があり、美しくないと捨てている手の中に実は新しい有用な手があるのかもしれないと、羽生さんは考察されています。すごい、さすが羽生さん! すると、AIが提示してくる手を研究することは、将棋の世界を更に深く理解することにつながるだろう、と。
実はこの問題、将棋に留まらずAIが応用される分野全てに言えるんですよね。これから先もAIの進歩は続くでしょうが、現在実現化している技術範囲まででも新しい世界が開けるのではと、興奮した一冊でした。Kindle版も出ています。
私は、過去に山中先生の講演を聞いた事があります。日本整形外科学会という学会の特別講演だったのですが、何故整形外科の学会で講演会?と不思議に思いましたが、山中先生は初め整形外科医を目指していたんです。ここら辺のいきさつはこの本でも触れられています。講演で見聞きした山中先生のお人柄がそのまま本に現れていて、大変読みやすくわかりやすく書かれています。
NHKスペシャル?で電王戦(プロ棋士とAIとの対戦)が取り上げられていて、その番組もなかなか面白かったので、その流れで読みました。私が知りたかったのは、プロ棋士は対戦でどんなことを考えているのか、それはAIとどう違うのかということでしたが、非常にクリアな回答が示されていました。
人間の指す手は過去からの流れで構築された、美的センスに沿っているということ、一方AIはその都度最適な手を計算で出すことで両者は根本的に異なり、それが人間棋士がAIに対する違和感につながっている、というのは非常に面白いと思いました。
さらに、人間が考える手というのは美的センスに沿っているが故に制約があり、美しくないと捨てている手の中に実は新しい有用な手があるのかもしれないと、羽生さんは考察されています。すごい、さすが羽生さん! すると、AIが提示してくる手を研究することは、将棋の世界を更に深く理解することにつながるだろう、と。
実はこの問題、将棋に留まらずAIが応用される分野全てに言えるんですよね。これから先もAIの進歩は続くでしょうが、現在実現化している技術範囲まででも新しい世界が開けるのではと、興奮した一冊でした。Kindle版も出ています。