宇宙が始まる前には何があったのか?、ローレンス・クラウス著、青木訳、文藝春秋社(2014) [自然科学]
☆☆☆☆★
宇宙論の啓蒙書で、最新の理論まで盛り込んで解説してあるので面白い。時折読み返して楽しむことができる、良質の本。どうも、宇宙論というのは直感的にわかりにくいので、興味を持ったらこのような啓蒙書を続けて何冊か読むと、なんとなくイメージが掴める。
仮想粒子が実在すると仮定して水素原子の量子力学を考えると10億分の1の精度でその振る舞いを記述できるとは驚きだ。
それにしても、東京郊外のさほど大きくない書店でこの本が平積みされていたのには驚きである。それなりに売れると見込んで入荷したのであろうか。ここは学生町ではないので学生さんが買うのを当てにしたわけではなく、購入者としては地元住民を想定したのであろうが。世間の知的興味レベルを考える上で、興味深い現象である。
宇宙論の啓蒙書で、最新の理論まで盛り込んで解説してあるので面白い。時折読み返して楽しむことができる、良質の本。どうも、宇宙論というのは直感的にわかりにくいので、興味を持ったらこのような啓蒙書を続けて何冊か読むと、なんとなくイメージが掴める。
仮想粒子が実在すると仮定して水素原子の量子力学を考えると10億分の1の精度でその振る舞いを記述できるとは驚きだ。
それにしても、東京郊外のさほど大きくない書店でこの本が平積みされていたのには驚きである。それなりに売れると見込んで入荷したのであろうか。ここは学生町ではないので学生さんが買うのを当てにしたわけではなく、購入者としては地元住民を想定したのであろうが。世間の知的興味レベルを考える上で、興味深い現象である。