伊良林正哉『ある博士の自壊』、日本文学館(2009) [自然科学]
一応、小説なのですが、文学小説とするには抵抗があるので、分類は自然科学ということで。
ダメなポスドクがデータを捏造し、それが研究室のボスにばれてクビになるという、たったそれだけのお話です。
2009年に出版された本ですが、2010年に2刷が出ているというのも驚き。ごく当たり前の話なのに、小説として読む人がいるんだぁと、結構感動しました。
小説の舞台になっているのは、医学部の研究室です。出てきたデータを眺めるときの高揚した気持ちや、研究室の雰囲気はよく描けていて、実際この分野に携わった人でしたら誰もが賛同するでしょうね。ちょっとした話のネタに、研究室で読み廻すには悪くない本かもしれません。
ダメなポスドクがデータを捏造し、それが研究室のボスにばれてクビになるという、たったそれだけのお話です。
2009年に出版された本ですが、2010年に2刷が出ているというのも驚き。ごく当たり前の話なのに、小説として読む人がいるんだぁと、結構感動しました。
小説の舞台になっているのは、医学部の研究室です。出てきたデータを眺めるときの高揚した気持ちや、研究室の雰囲気はよく描けていて、実際この分野に携わった人でしたら誰もが賛同するでしょうね。ちょっとした話のネタに、研究室で読み廻すには悪くない本かもしれません。
伊良林です。ご購読ありがとうございました。お時間があれば、私の他の作品も読んでみてください。
by 伊良林正哉 (2011-02-19 09:15)
伊良林さん、こんにちは。
著者の方からコメントいただけるとは、光栄です。
他の作品も、今度読ませていただきます。
生命科学系の研究室は、どこもだいたい似たような雰囲気がありますね。
by yasu (2011-02-19 21:33)