成毛眞『日本人の9割に英語はいらない』、祥伝社(2011) [エッセイ・随筆]
元日本マイクロソフト社の社長、成毛氏が新刊を出しました。
あの、マイクロソフト社の日本代表なのだから、さぞかし英語が堪能だろうと思いきや、ご本人曰く英語はできない方だとのこと。ご本人に直接お会いしたことも、講演会を聞いたこともないのでご著書の内容から推測するしかありませんが、歯に衣着せずにズバズバものを言う方のようですね。この本は一種のエッセイとノウハウの混じりかと思いますが、メッセージは非常に明解です。
目的もなく勉強して無駄な時間を費やすな。
遠慮無い物言いの標的になっているのは、「社内英語公用化」、「小学校での英語義務化」、「TOEIC絶対視」などです。いずれも日本の文化を亡ぼし、子供の精神発達を阻害する恐るべき猛毒であると言わんばかりの論調、ここら辺は数学者の藤原正彦氏と似ていますね。対談したらきっと意気投合することでしょう。
書かれていることは日本の文化とか、国際化とは何かとか、外国人相手にビジネスを行うとはどういうことなのかといった内容で、英語が標的になってはいるものの、その背景には国や国家はどうあるべきかという思想が流れています。英語が気になる人のみならず、外国に興味がある人は楽しく読める1冊かと思いますので、お勧めです。
あの、マイクロソフト社の日本代表なのだから、さぞかし英語が堪能だろうと思いきや、ご本人曰く英語はできない方だとのこと。ご本人に直接お会いしたことも、講演会を聞いたこともないのでご著書の内容から推測するしかありませんが、歯に衣着せずにズバズバものを言う方のようですね。この本は一種のエッセイとノウハウの混じりかと思いますが、メッセージは非常に明解です。
目的もなく勉強して無駄な時間を費やすな。
遠慮無い物言いの標的になっているのは、「社内英語公用化」、「小学校での英語義務化」、「TOEIC絶対視」などです。いずれも日本の文化を亡ぼし、子供の精神発達を阻害する恐るべき猛毒であると言わんばかりの論調、ここら辺は数学者の藤原正彦氏と似ていますね。対談したらきっと意気投合することでしょう。
書かれていることは日本の文化とか、国際化とは何かとか、外国人相手にビジネスを行うとはどういうことなのかといった内容で、英語が標的になってはいるものの、その背景には国や国家はどうあるべきかという思想が流れています。英語が気になる人のみならず、外国に興味がある人は楽しく読める1冊かと思いますので、お勧めです。
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