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お店にある商品持ち出し検出器 [日々のこと]

先日、家の近くにあるあまり大きくない書店で買い物をしていたときのことです。入り口付近に設置されている商品持ち出し検出器が鳴ったのですが、ひっかかった人はそのまま退出してしまい、お店の人も追いかけることはありませんでした。

持ち出し検出器というのは、商品に貼ってあるICタグと検出器から成り立っていて、ICタグがついたまま持ち出そうとすると検出器が警報を出すしくみになっています。家電量販店で広く普及していますが、最近ではあまり大きくない店でも導入されているのですね。
検出精度がどの程度なのかはわかりませんが、ICタグ以外のものでも反応してしまうことはあるようで、アラームが鳴ったからといってクロであるとは限りません。お店側としては万引き防止の為に設置しているのでしょうから、アラームが鳴ったらお客に確認させてもらうというのは筋が通っています。

ところが、私はアラームが鳴ったからといって店員がお客に確認を求めている風景を今まで見たことがありません。その理由は単純で、店員がそこまで手が回らないから。家電量販店は最近はフロアにいる店員の数が少なくて、商品について説明してもらうのも一苦労ですし、個人商店ではお客が支払いで列を作っているときにアラームの対処をするのは難しいと思われます。私が先日目撃した光景もまさにそんな感じでした。

とすると、この検出器で万引きを現行犯で捕まえるのは無理。。それでは一体何のために設置されているのかというと、”威嚇”の意味合いが大きいのでしょう。防犯カメラの画像と併せて、アラームを鳴らした人物はビデオにちゃんと残るわけですしね。商品をこっそり盗もうとした奴を未遂で終わらせる作用もあるかもしれませんが、アラームが鳴っちゃったら盗もうとしたことがバレバレですし、すごすごと返しに行くのもちょっと考えにくいかな、と思います。だから、このシステム真の狙いを考えると、商品全部にICタグを付けなくても適当に一部に付けておいても効果はさほど変わらないのではないでしょうか。

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